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忙しい日々に「ゆるむ時間」を。漢方で考えるリズムの整え方---------自律神経とは。体と心のリズムを支えるもの

忙しい日々に「ゆるむ時間」を。漢方で考えるリズムの整え方---------自律神経とは。体と心のリズムを支えるもの

目次

    忙しい日が続くとほっと息をつく時間を、私たちはつい忘れてしまいがちです。
    夕方の一杯のお茶、一日の終わりに楽しむお酒、好きな香りで癒やされる時間。このようなリラックスタイムは、乱れがちな自律神経を静かに整えてくれます。

    漢方では、心と体は繋がっているため、感情や生活リズムの乱れがそのまま体調にあらわれると考えます。特に自律神経は、呼吸・血流・体温など、人が生きるための働きを支える大切な仕組みです。ストレスや緊張が続くと、このリズムが乱れ、疲れや落ち込み、睡眠の質の低下など、さまざまな不調を起こしやすくなります。無理のないリラックスタイムが、心と体の調子を静かに整えてくれます。

    自律神経とは。体と心のリズムを支えるもの

    自律神経とは、体と心のリズムを整えてくれる大切な働きです。呼吸や体温、脈拍、消化といった生命活動を自動で調整し、私たちが日々の生活をスムーズに送れるよう支えています。この中心になるのが「交感神経」と「副交感神経」です。交感神経は、朝から日中にかけての「活動モード」を担当し、体を動かしやすい状態に整えます。一方で副交感神経は、夕方から夜に向けての「休息モード」を担当し、心身をゆるめ、体の回復へ導く働きがあります。

    このふたつのバランスがうまく切り替わると、日中はしっかり活動でき、夜はスムーズに休息に入ることができます。しかし、ストレスや生活リズムの乱れ、季節の変化は、だるさ、眠りの質の低下、胃腸の重さなど、さまざまな不調があらわれやすくなります。

    ここで役立つもののひとつに漢方があります。漢方では、体と心の状態は「気・血・水」といった考え方があります。このバランスを大きく乱すものが、日々のストレスや生活リズムの乱れです。漢方では気が滞ればイライラや落ち込みが生まれ、血が不足すれば疲れやすく眠りが浅くなり、水が滞ると頭重感やめまいなどの不調が現れると考えます。

    だからこそ、毎日の中に「ゆるむ時間」をつくりことが大切です。温かいお茶で呼吸を深める、香りで気分をゆるめる、ゆっくりと湯船に浸かる。好きなお酒を飲む。こうしたちょっとしたできごとが、心身の調和を取り戻すきっかけになります。

    つまり、自律神経の乱れはメンタルの問題だけではなく、生活習慣や食事などの偏りが日常の中で少しずつ積み重なった結果として現れてくるという見方ができるのです。

    漢方で考える「昼の時間」「夜の時間」の役割

    漢方では、私たちの体は自然のリズムとともに動いていると考えます。太陽が昇り、沈むように、体にも昼の働きと夜の働きがあり、それぞれが大切な役割があります。

    昼の時間。活動と消化の時間

    昼は、陽(よう)が高まる時間帯です。漢方でいう陽とは、体を温め、動かし、活動を支えるエネルギーのことです。この時間帯は、心と体の動きが活発になると考えられています。まず、思考や判断、行動といった外に向かう働きがスムーズに動き始めます。頭が冴えやすく、作業に集中しやすいのもこのためです。

    また、昼は胃腸の働きが最も高まり、消化吸収がしっかりと行われる時間です。食べたものが効率よくエネルギーに変わるため、朝と昼はしっかり食べることが大切です。特に午後の活力につながることから、良質なタンパク質や炭水化物をしっかり補うと、気の巡りも整いやすくなります。

    さらに、血や水の巡りもスムーズになるため、体を動かすのにもっとも適した時間帯です。運動、仕事、勉強など体と頭を使うことを昼に行うことで、自然のリズムに合わせることができます。つまり昼は、「エネルギーを発揮する時間」「外で活動をする時間」なのです。太陽の力を味方にしながら、やりたいことを前向きに進めていくのにぴったりな時間帯です。

    夜の時間。回復と修復の時間

    夜は、陰(いん)が高まる時間帯です。漢方でいう陰とは、体を潤し、熱を冷まし、休ませ、内側を整えるエネルギーのことです。漢方では、昼間に使ったエネルギーを回復し、心身を修復するための大切な時間と考えます。

    まず、外に向かって働いていた気(エネルギー)が内側へ戻り、体の修復が始まります。血は全身を巡りながら、細胞や肌、心臓や脳などに必要な栄養と潤いを届け、弱った部分の修復を進めます。水もまた、体の余分な熱を下げたり、乾いた部分に潤いを補ったりといった調整を行います。

    さらに、自律神経は副交感神経が優位となり、呼吸は深く、心拍は穏やかになります。眠りにつく準備が整うと、心の緊張がほどけ、気持ちが少しずつ落ち着いていきます。

    このため夜は、刺激を少なくし、体と心が自然にゆるませることが大切です。明るい照明や脂っこい食事、スマホの強い光は、この回復の流れを妨げてしまいます。

    つまり夜は、「内側を整える時間」「自分を労わる時間」なのです。お酒が好きな人は、自分の飲みたいものでゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

     

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