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【幼児・小学生の親向け】給食やおやつで困らない!園・学校生活でのアレルギー対応

お子さんの食物アレルギー(特に卵・小麦・乳製品)に関して、日々のおやつ選びや給食、遠足の準備などで不安を抱えていませんか?この記事では、市販で手軽に買える美味しいアレルギー対応おやつや、園・学校生活での具体的な対応のヒントを解説します。
目次
Q&Aでわかる!学校・園でのアレルギー対応
アレルギーを持つ子どもに対し、学校や園でどのように対応してもらうとよいのでしょうか。親御さんが気になる部分をQ&A方式でお答えします。
Q1. 学校・園にアレルギーのことを伝えるには、まず何をすればいい?
A. まずは、かかりつけの医師に、園や学校から求められる生活管理指導表(※)を記入してもらい、それを提出するところからスタートします。この書類が、対応をお願いするための大切な書類になります。 (※一般的に、保育園・幼稚園などでは「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」、小学校などでは「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」という名称が使われます)Q2. 給食のアレルギー対応って、どんなことをしてくれるの?
A. 基本は、原因となる食物を完全に取り除く「完全除去」です。学校や自治体の方針によっては、一部の食材だけを除く「部分除去」、代替食の提供、あるいはお弁当の持参で対応してくれる場合もあります。新学期や進級のタイミングで、栄養士や担任の先生、小学校以上であれば養護教諭(保健室の先生)としっかり話し合っておくと安心です。Q3. 給食以外で気をつけることはある?
A. 調理実習、遠足のおやつ、宿泊行事の食事など、給食以外にも食事の機会は意外とたくさんあります。特に調理実習では、触れるだけでも反応が出るような場合は、使用する食材や器具について細かく確認しておきましょう。担任の先生たちと日頃からよくコミュニケーションを取っておくことが大切です。Q4. 周りの友達に、アレルギーをどう伝えたらいい?
A. 先生からクラス全体に、アレルギーについてお話してもらうのが良いかもしれません。「アレルギーは誰にでも起こりうること」「みんなで気をつけて、一緒に楽しく過ごそうね」とポジティブに伝えてもらえば、お子さん自身も安心して過ごせますし、おやつの交換などによる誤食の防止にも繋がっていくでしょう。Q5. お弁当を持参する場合、給食そっくりの「コピー食」を作るべき?
A. 完全に同じものを作る必要はありません。毎日続けば、どうしても保護者の方の負担が増えてしまいます。みんなと違うのを気にするお子さんもいますが、それよりも、お子さんが好きなおかずを入れて、お弁当の時間を楽しめる工夫をしてあげましょう。【管理栄養士厳選】おすすめのアレルギー対応お菓子3選
ここでは、普段のおやつからみんなで楽しみたい行事まで、常備しておくと安心なアレルギー対応のお菓子を3つご紹介します。
カラフルアニマルクッキー
ポンおこし
芋けんぴ
イベントのおやつ選び3つのポイント
アレルギーのあるお子さんが安心してイベントを楽しむためにも、おやつ選びで知っておきたい3つのポイントをお伝えします。
原材料表示でチェックすべきポイント
まず、アレルギー表示が義務付けられている「特定原材料7品目」(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳)と、推奨されている「特定原材料に準ずるもの21品目」をチェックしましょう。
そして見落としがちなのが「コンタミネーション(意図しない混入)」の表示です。これは「原材料名」の欄とは別に、「※本品製造工場では〇〇を含む製品を生産しています」といった形で、欄外や枠の下などに小さく書かれているケースも多いです。この注意書きまでしっかり確認する習慣をつけたいですね。
みんなと交換しやすい「個包装」がおすすめ
遠足などでおやつの交換が予想される場合、衛生面や誤食防止の観点から、個包装のおやつが便利です。
最も重要なのは、交換するお菓子がアレルギー対応食品かどうかです。
袋ごと交換すれば、他の子の手にアレルゲンを含むおやつの粉などがついている場合があるので、そのリスクを減らすとともに、お子さん自身が袋の記載を見ることができれば「この袋のおやつは食べられる」と判断ができます。
食べられるおやつリストを親子で共有
事前にスーパーなどで「これは食べられるね」と親子で確認しながら、食べられるおやつリストを作成しておくのもよいでしょう。
お子さん自身が選べるようになると自信にも繋がりますし、遠足前にそのリストを先生にも共有しておくと、安心感が高まります。
【卵・小麦・乳製品不使用】市販で買える人気おやつリスト
スーパーやコンビニでも、卵・小麦・乳製品不使用のおやつを購入できます。ぜひ日々のおやつ選びの際の参考にしてください。(※購入時は必ずご自身で原材料をご確認ください)
スナック系
Jagabee(じゃがビー)うすしお味
ハッピーターン
グミ・ラムネ系
クッピーラムネ
ゼリー・プリン系
たらみのどっさり みかんゼリー
植物生まれのプッチンプリン
クッキー・ビスケット系
おからのクッキー
アレルギーがあってもおやつは楽しめる
お子さんが園や学校で安全に、そして安心して過ごすためには、何よりも保護者の方が園や学校としっかり連携を取ることが大切です。医師の診断書をもとに、給食やイベントごとでどのような配慮が必要になるか、具体的にすり合わせておくと、お互いに安心できます。
アレルギーがあっても、工夫次第でお子さんが食を楽しむための環境づくりが可能です。周囲と協力しながら、お子さんの食べる楽しみを少しずつ広げていけるといいですね。
【参考文献】
1. 学校保健ポータルサイト「学校のアレルギー疾患に対する取り組みQ&A」
2. 文部科学省「学校給食における食物アレルギー対応指針」
3. アレルギーガイドライン2021 ダイジェスト版 第17章 アレルギー食品の表示アレルギーとその関連疾患
【本記事の監修者】
管理栄養士 端場 愛(Xをみる)
監修者
端場 愛
プロフィール:管理栄養士。中高生から高齢者まで幅広い世代の栄養管理に従事。食べ物と体の関係を分かりやすく伝えるために、栄養食育ライターとして活動中。“今日よりもちょっとだけ健康になれるような情報”を提供するのがモットー。
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